[ti:月の虚] [ar:霜月はるか] [al:Traumerei] [00:24.000] [00:41.630]揺れる群青 転がる手毬 ほら [00:55.660]軋む扉に 放つ火の影 まだ [01:04.890] [01:09.970]息を殺し潜む 有情の [01:15.400]欲望は朱に染まった [01:22.220]狂わせる想いを 灼きつけた刹那を [01:28.790]手にしたまま悦びに変えて [01:36.100]堕ちてゆく躯体が眠りにつく前に [01:42.700]流す涙も乾くだろう [01:49.010] [02:13.720]歪む鐵線 響きあう鬨 さあ [02:23.720] [02:27.970]嘲笑うも 姿見せぬと [02:33.520]叫ぶ声 慄える部屋 [02:40.200]撰び執る宿命(さだめ)も 閉じた途の先も [02:46.870]渦巻く混沌に流されて [02:53.990]掻き毟る喉から滲む血の色など [03:00.570]誰も忘れてしまうだろう [03:06.560] [03:33.890]狂わせる想いを 灼きつけた刹那を [03:40.290]手にした悦びは夢幻(まぼろし) [03:47.670]腐(お)ちてゆく躯体に気がついた頃には [03:54.130]心も虚と化すだろう [04:01.520]撰び執る宿命(さだめ)は [04:04.500]渦巻く混沌に流されて [04:11.880]月が照らしたのは 無垢なままの記憶 [04:18.400]瞬き消えてゆくのだろう [04:25.590] [04:32.500]——その少女は [04:48.230] [04:55.000]