高い木に隠した小さな温もり 慌てて手を伸ばした 風のように叫んだ また目を腫らす僕を笑ってほしい 生まれた日から僕らがゆく強さと 引き出しに仕舞った変わらないものを 僕は握りしめた 砂のように壊した また目を閉じて僕は熱を知った 生まれた日から流れてゆく血潮と 高い木に隠した命の終わりも 優しい思い出まで 鳥のように飛ばした また目を腫らす僕を笑ってほしい 生まれた日さえ僕は知らずに歩く もう泣かないと誓った日は遠く 生まれた日から僕らはゆく 強さと