「タンポポの決心」 線路脇にタンポポが 咲いていた 永かった冬が終わり 待ちわびた 春が来たんだ 陽射しの道を歩き 恋でもしようか 通い慣れたはずの いつもの通学路 昨日までの僕と どこかが違うよ 俯いていた季節 風も向きを変えて 人はいつだって 生まれ変われるさ こんな場所にタンポポが 咲くなんて 生命力の強さと ひたむきさ 教えられたよ なぜか 目頭が熱くて… 夢や希望や未来は ここにある 雑草の中の命は 逞しく 育ってゆくよ 日陰もいつの日にか 日向(ひなた)になるんだ ほんの少しだけの 不運を嘆いてた 休みがちな僕が 恥ずかしく思う 雲ひとつない空は 鳥も自由に飛び 過去の雨の日も 今日のためにある 気づかなかったタンポポが 揺れている 誰の心の中にも ささやかな その可能性 日常に忘れていたよ 思い悩み落ち込んだ 寒い日々 当たり前の躓(つまづ)きに 立ち上がる 若き力よ 弱さもいつの日にか 強さになるんだ こんな場所にタンポポが 咲くなんて 生命力の強さと ひたむきさ 教えられたよ なぜか 目頭が熱くて… 夢や希望や未来は ここにある 雑草の中の命は 逞しく 育ってゆくよ 日陰も日向(ひなた)になる 気づかなかったタンポポが 揺れている 誰の心の中にも ささやかな その可能性 日常に忘れていたよ 思い悩み落ち込んだ 寒い日々 当たり前の躓(つまづ)きに 立ち上がる 若き力よ 弱さもいつの日にか 強さになるんだ おわり