渚でそう手を取って眠る 黄昏の空に 追い風が吹けばいいなと 思う 揺れる緑にあてどない 僕の戯言が 引っ掛かって 夜の闇に宙ぶらりん 夜毎めちゃくちゃ 夢見てるんです 余事もてあまし 渚でそううつむいて座る がんじがらめの愛は 坂道も 転がれないまま 白い素肌は 夏の入り口の 雨の匂いを 吸いこんでしまう 夜が 明ければ その長い髪はほどけそして終わる