窓のそばには読みかけの本 昨日の夢を 思いだせなくて 君が残した 優しさのにおい 目をつむったら 感じられるよ "おおぞら"を羽ばたく 僕の姿 思い浮かべたら 君のもとへ 鐘の音 鳴り響き 今日がまた 流れてく いつかの唄を口ずさみ 新しい風を待ち 眠りにつく グラスの中に沈む夕陽 反射した音 波にのまれてく 二人の絆 確かめることで 失う怖さ 知ってしまったよ 朱色の空に 星は流れ 願いをかければ 君のもとへ 船の音 鳴り響き 旅人は流れてく 僕はまだ踏み出せず 消えていく時を感じて ひざを 抱える 少しずつ変わる世界見つめ 指をのばしては伝う孤独 波はただゆるやかに 砂の城 崩していく 遠くから見ていたら いつの間にか僕の靴も ぬらしていた 気づいたよ 気づいたよ 本当は気づいていたよ 知ってたよ 知ってたよ 本当は知っていたよ ぬれた靴を脱ぎ捨てた