あのね もしも今すぐにきみの元へと 行けるならばこの声がなくなってもいいや 目指す場所があまりにも遠く ぼくはもう道に迷いそうだ 壊れた磁石をあてにしてるんだ だれかの影に隠れてさ 何かを手に入れるため 何かを手放すなんてことを続けても きっとぼくらはオトナにはなれない...... たとえ話はあくまでももしもの話 声が出なくなったなら 歌えなくなんだ 近付けばピントがずれてしまう その先にあるものはなんだ 誘惑だらけで霞んでしまうよ 忘れたくないのに 何かを楯にしながら 正義や覚悟や悲しみを叫んだって きっときみにさえ届かないんだろう おとぎ話にきみが泣けば 寂しくなるから夜を避けよう 憧れてたのは空じゃなくて 空を見てたあの子だ 何かを手に入れるため 何かを手放すなんてことを続けてもきっとぼくらは オトナには何かを手に入れたくて 流した涙やついた ウソがいつの日かきみやぼくのこと オトナにするのかな......