紅(あか)い風(かぜ)が吹(ふ)き抜(ぬ)けてく 空(そら)を駆(か)けて Fly away ためらいなど消(け)してあげる 今(いま)この手(て)で 紅(あか)く染(そ)まる月(つき)目指(めざ)して 翼(つばさ)広(ひろ)げてゆけ 舞(ま)い上(あ)がる影(かげ)が躍(おど)った 眠(ねむ)らぬ夜(よ)に 誰(だれ)にも触(ふ)れられない 彼方(かなた)の闇(やみ)の向(む)こう側(がわ)で 冷(つめ)たく降(ふ)り続(つづ)ける 止(や)めない雨(あめ)の中(なか)へ 鼓動(こどう)ざわめき始(はじ)め 剎那(せつな)まで満(み)たした鮮(あざ)やかさ 惑(まど)うほどに遠(とお)ざかって 見失(みうしな)いそうになる 留(とど)まること許(ゆる)さないと 囁(ささや)く声(こえ 銳(するど)く背(せ)を貫(つらぬ)いてく 熱(あつ)い光(ひかり)の色(いろ 意識(いしき)まで焼(や)き尽(つ)くすように 夜(よる)を照(て)らす 誰(だれ)にも越(こ)えられない 彼方(かなた)の闇(やみ)の向(む)こう側(がわ)で 冷(つめ)たく降(ふ)り積(つ)もった 音無(おとな)き刻(とき)の中(なか)へ 心(こころ)震(ふる)わせたのは 交(か)わし合(あ)う視線(しせん)の強(つよ)さだけ 眩(くら)むほどに火花(ひばな)散(ち)って 空(そら)を彩(いろど)るなら 口(くち)に浮(う)かぶ笑(え)みの形(かたち 暴(あば)かれそう このまま そう刻(とき)を止(と)めて どこまでも遠(とお)くへ 舞(ま)い上(あ)がる影(かげ)が躍(おど)った 眠(ねむ)らぬ夜(よる 心(こころ)震(ふる)わせたのは 交(か)わし合(あ)う視線(しせん)の強(つよ)さだけ 紅(あか)い風(かぜ)が吹(ふ)き抜(ぬ)けてく 空(そら)を駆(か)けて ためらいなど消(け)してあげる 今(いま)この手(て)で 紅(あか)く染(そ)まる月(つき)目指(めざ)して 翼(つばさ)広(ひろ)げてゆけ 舞(ま)い上(あ)がる影(かげ)が躍(おど)った 眠(ねむ)らぬ夜(よ)に 终わり