声は壁をすり抜け 転がる人形 聞こえなくなったのは誰のせい 緩やかな風通り過ぎてゆく 透き通って見える 止まった時計 流れている涙が止まらない 花の敷き詰められた箱の中 声にならない声でさようなら 振り返ればあの日に帰れると そんな逃げ道なんてありはしないから 壊れてゆく 声は壁をすり抜け 転がる人形 聞こえなくなったのは誰のせい 永遠なんて未来なんて、そんな言葉はない 寂しそうに輝く指輪握り締め 一人になって生きてゆくのには あまりにも辛すぎる現実だけど 私はずっと此処で生きている 触れることさえ叶わなくなった世界 燃え上がる 花の敷き詰められた箱の中 声にならない声でさようなら 雪がひとつそっと頬を撫でる それはきっとあなたからの愛の言葉 そっと溶けてゆく