止木いつも揺らしてる おまえはそこが 好きなのかい とくべつ今日は機嫌よく 歌を聞かせてくれるのね 籠を開けておくから 翼ひろげて 渡り鳥の様に 飛んでおゆきよ 庭の木陰に寝転んで 昼の時間をつぶしてる いまごろ樫の木の上で あいつ私を笑うだろう もしも空に仲間が できなくっても ここへ舞戻らず 生きてゆけるさ 空耳かと思った まだ夢うつつ 少し悲しそうな私呼ぶ声 あきれて顔しかめる 似た者同士 歌いながら揺らす 好きな止木