舞い散る光と影の破片が白に融ける 無音の世界の中で弾けた その手で掴む前に消えてゆく もう見えない 幻想 現(うつつ)判別つかずに 追いかける さぁ はじまる湖上の仮面舞踏会 さぁ 貴方もこちらへ一つどうぞ 凍えた身体 融かしてあげましょう 眼を 逸らさないでいて未来は視ずに 消えゆく光と影の雫に映る嘲笑 静寂に微かに響く羽音が その目で見る間も無く去り行きた氷妖精 水面で揺らぎ浮き立つ蒼月確かめる 眼前に映るは閉ざされた白銀 さぁ はじまる湖上の仮面舞踏会 さぁ 貴方もこちらへ一つどうぞ 凍えた身体 融かしてあげましょう 眼を 逸らさないでいて未来は視ずに 跳ねる雫 掬い上げ両手で 音と音の輪廻にまた呑まれる