僕は古びたあやつりピエロ 身体は粘土で 瞳はビー玉 小さな町のおもちゃ屋さんで そっと飾られてます 手足はもう動かず 踊り方も忘れて 何もかもが変わりました だけどひとつだけ ねぇ、今でも 今でもこの胸の中に あなたの あなたの優しい笑顔が 鮮やかに咲き続けて 僕の心を 満たしてくれる ねぇ、どれだけ どれだけ醜い世界を この目が この目が見てきたとしても 僕はまだ人が好きだ それはあなたと あの日出会えたから 滅多に客も来ないお店に ある晴れた午後 おばあちゃが 「可愛い孫にプレゼントを」と にっこり言いました しわだらけの顔と かすれた声だけと 僕はすぐに気付きました あなたも驚いて… ねぇ、不思議な 不思議なこともあるものね 私は 私はキミを知ってるわ あの街のあの通りで よく踊ってた ピエロさんよね ねぇ、あれから あれから争いの中で 全てが 全てが燃えてしまったわ キミはよく無事だったね これも何かの 缘かもしれないわ ねぇ、その手が その手が僕にくれたのは あの日と あの日と同じ髪飾り 花び らに刻まれた これがあなたの あなたの名前 ねぇ、今でも 今でもこの胸の中に あなたの あなたの優しい笑顔が 鮮やかに咲き続けて 僕を明日へ 照らしてくれる ねぇ、どれだけ どれだけ醜い世界を この目が この目が見てきたとしても 僕はまだ人が好きだ それはあなたと あの日出会えたから