きみはさよならも言わず 僕の隣から去ったね とっくにお互い終わってたんだ 何かが変わると思い 何も変わらなかった日常 枯れ木は枯れ木のままで きっとどんなに手を伸ばしても 僕の心はあの灰色の 空へ吸い込まれてしまうのだろう きみの笑顔さえ遥か遠く おぼろげになってく輪郭 今では夢の中の幻 僕はごめんねも言わず 去ってくきみをただ見てたね とっくにお互い終わってたんだ 何もかもがうんざりで 全て投げ出したこの部屋 瓦礫は瓦礫のままで きっと誰かにまた恋しても 僕の心はあの灰色の 空へ吸い込まれてしまうのだろう 光を忘れかけた瞳に 映すものは褪せた景色で 今日も凍てつく肩を抱える 早足で駆けてゆく日々が 僕に明日という鐘だけを 鳴らしては消えてゆく きっとどんなに手を伸ばしても 僕の心はあの灰色の 空へ吸い込まれてしまうのだろう きみの笑顔さえ遥か遠く おぼろげになってく輪郭 今では夢の中の幻