虹は錆びた 昨日の雨で 虚ろな目に降りしきる 空の青 果実は堕ちた 土に塗(マミ)れ 幸福な日の残り香が 立ち昇る 前触れ無く 罅(ハ)ぜた弦 赫(アカ)く滴る頬に 強く爪立てては 消えない痕を刻んでく 砕けた心で 壊れた歌を叫ぶよ この痛み 打ち消すように 報いに溢れた 明日を抱いては 繰り返す あなたの名を 奇蹟は逃げた 指先を掠め 固い誓いが闇に 溺れていく 瞳の奥 焦げ付いた悪夢 重なる夜に 震える足引きずり 戻らぬ日々を探してる 虚ろな心で 歪な歌を紡げば 嘲笑う私の影 叶わぬ願に 侵され続けて 繰り返す あなたの名を もっと 深く 凍えさせて 覚めない眠りにつくように もっと 深く 溺れさせて 奈落の澱(オリ)に沈むように もっと 酷く 突き落として この痛みを忘れさせる程に もう 狂わせて もう 終わらせて カタチも残さず 引き裂いて アナタガイナイ ア ナ タ ガ イ ナ イ ア  ナ  タ  ガ  イ  ナ  イ ア   ナ   タ   ガ   イ   ナ   イ [04:03.03 オワリ