自信はないけど好きかもしれない 雨降る街は水族館ね 寂しさが傘をさしてるわ 読んだら燃やして 嫌われた時に 証拠残しておきたくないの 鉛筆の芯が折れそうね シャツの襟にひとつ春の花びら 封筒に貼ったら ハートのシール 北国のあなたにひと足先の 春を届けてあげる あなたを思うと泣きたい気持ちよ とぎれた涙 ひと滴ずつ 水玉模様の便せんね あなたを愛してる そう書いた後 鉛筆についてる消しゴムで消す 書けない心だけ空白のまま 切手にキスして送る シャツの襟にひとつ春の花びら 封筒に貼ったら ハートのシール 北国のあなたにひと足先の 春を届けてあげる