[00:00.00]真昼の月へと [00:03.23]浮かび上がった [00:06.30]真っ白に光る月光蟲 [00:12.35]「こころを一房噛みちぎって、届けに行くのだ。」 [00:21.23]と、いうのです [00:54.52]真昼の月へと [00:57.25]浮かび上がった [01:00.49]真っ白に光る [01:06.30]「こころを一房噛みちぎって、届けに行くのだ。」 [01:15.01]と、いうのです [01:18.48]グリグリメガネの郵便屋は [01:24.47]「おれが伝える。」 [01:26.86]と声をかけた [01:30.37]でも、ひらり [01:32.25]飛んでったそのあとには [01:36.33]椨(たぶ)の灰が残るだけでした [01:42.30]煙が、また消えた [01:54.33]大人に、ならないんだナァ [02:06.29]響いた想いが、夜を撫でた [02:11.83]言葉に成れないまま [02:15.16]土に染みて消えるような想いが、音を立てた [02:24.19]思い出せるように [02:54.57]唄え、踊れ [02:57.38]泣いたりはしないぜ [03:00.55]聞こえるだろう [03:02.92]戻るつもりは…ないか [03:06.41]唄え、踊れ [03:09.32]目を伏せたくらいじゃあ [03:12.58]隠せないんだナァ [03:18.11]やがて、想いは滲んだようだ [03:23.91]夜をかきわけて、赤い火が灯ったら [03:29.64]せめてほら、響け [03:33.30]また今日が来ても思い出せるように [03:39.77]響いた想いが、夜を撫でた [03:44.80]言葉に成れないまま [03:48.13]土に染みて消えるような想いが、音を立てた [03:57.19]思い出せるように [04:02.05]その日を超えられるように