枯れた日々が また揺れていた 言えば、そう。それまでの日々も終わる。 君が遠くなって、 このまま消えてしまって 「いつかは忘れてしまう日が來る」と。 風に身を委ね、そのまま大人になって 仆らは忘れようとする。 今日は次第に夜になりそうだ 涙が洗い流すはず、と 思ってたんだろ? 君は振り返って 小さく手を振った。 昨日に、后悔に、別れを告げるように 痛みを握って、そのまま目を伏せて 忘れよう、忘れようとする。 君が遠くなって、 そのまま消えてしまって 「いつかはこの日を思い出せるよ」と。 うつむいた靴の先の、 夕日が染めた赤を 仆らは忘れようとする。