弓を弾いて放つ まるで戦うように あたしは音を奏でた それだけが唯一の 居場所をくれたもの 国中に愛されていた その手を壊した もう眠る時なんだ 鳥のかごで 鳥のかごで きみはいつもひとり その日で何を射る? どうして戦っているの? ぼくはわかたないが それでもいいそばで きみの笑顔を見ようとした いつまでも眠るの 話をしようよ 春の庭で 春の庭で もしふたりがもう少しだけ 早く出会ってたら神をも 見返せたのに 僕は大人になり 像を彫り続けた きみに似た戦士たちを きみが戦っていた 理由が今わかる 僕も戦ってきたから ひとつ打ち込むたび 命も削って 並べてきた 木の戦士を その世界はまるで別世界 舞い戦っていた 歴史のように その景色はまるできみがみがいたあの日 そんな美しさに満ちていた