かざした指さき 月あかりに透けた 伸ばした手のさ き誰の手を探そう 落とした言葉を 風がさらうように 繰り返し見た夢と 月が見下ろすひとり影 その夢の続きを いくつか願うとしたら その夢の終わる日と 他になにを願おう コトコト胸打つ 心の内を見てた 望んだ世界まで 広げた羽の夢 覚めて朝ぼやけ 誰かを待ってた気がする ひとりが怖いのだと すがる月が見てた夜ふけ なにもかも引き換えに ひとつだけ願うとしたら 叶うなら届くなら なにを空に願おう かざした指さき 月あかりに透けた 伸ばした手のさき 誰の手を探そう