[00:00.00] 作曲 : 一志 [00:01.00] 作词 : 一志 [00:13.85]あれは神無月肌を焦がす御日様が俯きだした頃 [00:25.56]俄に咲いた金木犀が香を吐き微かに薫る頃 [00:37.51]膝を抱え虚ろな [00:41.30]私に宿る最期の灯りを闇に誘う蒼い鬼を視た [00:49.55]それは霜月息を漏らせば夜に融け幽く白む頃 [01:01.75]路傍に咲いた山茶花が供えられた菊花に見えた頃 [01:13.82]日々惚けて彷徨う私に向けられた瞳の奥 [01:20.27]栖まう矮小な蒼い鬼を見た [01:25.64]然れど然れど契りは消えてその糸がこの頚絞めようと [01:31.67]未だ未だ未だ遂げられぬ約束の日終に忘れ得ぬ [02:02.20]人の心は水のよう色が堕ちれば乱る [02:12.59]幾ら隠しても淀みは底へ底へ沈み固まる [02:26.85]縮み 踞み また蹲り厳かに焔を焚き続け [02:38.86]石を齧り静かに滾るこの命よ静謐に燃えよ [02:51.26]若しもいつか時の砂漠で [02:54.14]乾涸びて涙も尽きようと [02:57.17]この世憂う恵みの雨が新たな地に降ると信じて [03:03.17]然れど然れど契りは消えてその糸がこの頚絞めようと [03:09.19]未だ未だ未だ遂げられぬ約束の日終に忘れ得ぬ