[00:25.52]「I love youは私たちの30年を食べてしまった」 [00:32.64]父さんの声は冷たく響いて暗闇を伝っていった [00:40.03]その声に捕まりたくなくて僕は家の裏口から [00:47.22]白銀色の庭にいる犬のジョンと旅にでた [00:54.37]それは [00:55.00]I love youを見つけて 見つけて捕まえてさ [01:03.34]それから えっと どうしよう? ジョンは尻尾を振るだけ [01:10.81]そう とにかく元通り 元通りにさせてやるさ [01:18.17]そして きっと クリスマス 3人で食べるシチュー [01:25.19] [01:39.26]知らない街の街道で若い二人がキスをしていた [01:46.74]I love youが現れて僕とジョンを笑ってるよ [01:54.75]リュックサックの中には3ドルぽっちと吹きガラスの瓶 [02:01.50]二人が吐いた白い息 瓶の中に捕まえたのに [02:08.71]I love youはいなかった いなかったよ どうしてさ [02:16.18]ねぇ お腹すいたよ 帰ろうかな ジョンは手をなめるだけ [02:24.62]そう とにかく遠くへ遠くへ行ってみよう [02:32.08]そして きっと海につくよ 線路のある海へ [02:39.07] [02:52.95]浜辺に小さな小屋があって [03:00.22]ベランダで老人が海を見てた [03:07.95]ずっとひとりぼっち? 僕は聞いた [03:15.36]ジョンをなでながら彼は笑った [03:19.98] [03:22.55]「I love youを食べるのに70年もかかっちまった」 [03:29.93]そう言うと僕の瓶から白い欠片をつかみとった [03:37.24]どうやったの?と驚く僕の手のひらにそれを落とした [03:44.73]「君が捕まえたんだろう?優しい坊や ほら家にお帰りよ」 [03:56.71] [03:59.21]I love youを見つけた 見つけた [04:05.71]白くてすごく小さな欠片だったよ ジョンと家に走った [04:15.41]家に帰ると2人が泣きはらした赤い目で 僕を待ってた [04:24.58]だからI love you 2人にあげたんだ [04:29.90] [04:58.70]鼻声で母さんが言った [05:01.96]「あらこれって鯨の骨じゃない [05:06.03]なつかしいな砂浜と線路…」 [05:11.19]