[01:00.44]真っ白い君を手のひらで転がしてきた [01:08.27]ずいぶん前に私たちは [01:12.13]この場所にきていたんだ [01:15.98]灰色の砂が風で巻かれていったけど [01:24.23]ずいぶん前にそれがどこへいくのか [01:30.26]気づいていて [01:31.99] [01:32.26]砂浜と線路 [01:34.38]海の上をはしるトレインは終着駅へ [01:40.42]やる気のない黄色い太陽が沈んでしまう [01:48.35]言葉を連ね寒さを煙にまく [01:52.47]毛布をつくってあげる [01:58.16]ノートの上で眠っているような君に [02:05.43] [02:20.14]鯨の骨を探してあつめてみたけれど [02:28.32]めんどくさくなって君にぜんぶあげたんだ [02:36.28]できたよって君は元に戻してくれたけど [02:44.08]いじわるな風が鯨を吹き抜けた [02:51.12] [02:52.24]冷めていってしまう [02:54.31]それも今日で終わらせるんだ [02:58.22]車窓に揺れるランプが [03:01.16]私をまだ迷わせようとしてるの [03:08.12]嬉しかったし楽しかったし [03:12.28]辛かったし悔しかったし [03:16.15]それらを取り巻いてた [03:19.31]寂しさに追われることももうないんでしょ [03:29.20] [03:32.16]砂浜と線路 [03:34.29]海の上をはしるトレインは回送列車 [03:40.36]押し付けがましい太陽がのぼってきた [03:48.35]鯨になればいいと手をひいた君にね [03:54.13]全部あげよう [03:57.74]そのかわり白く小さくなってここに戻れたら [04:07.74]いいな [04:09.19]