淋しい風に 吹かれていたら 急に自分が 嫌いになった この都会では やりたいことの 半分さえも ままにならない 金の指輪と 絹のドレスを 君に買うため 働きづくめ 身を粉にして 手足は棒に 一度キスが 欲しいためだよ 君の街に行くよ 君の街に行くよ 遠すぎるから近くに行くよ 君を抱きしめに行くよ 朝昼晩と 時に縛られ あくせく生きて 何になるんだ ビルの谷間じゃ ロマンスさえも ゆっくり語る ひまがないのさ 年を取るのを 待つ人がいる そんな群れには 入りたくない 煉瓦のマンション 自分を仕舞う 箱を買うのが 夢じゃ淋しい 君の街に行くよ 君の街に行くよ 芝生や緑横切りながら 君を抱きしめに行くよ 仕事にはりきる それもいいだろう 楽になりたい それも本音さ でもそれよりも 大切なのは 愛を欲しがる 気持ち 恋をしている スリルな気分 忘れた人が 不幸な人さ 幸福なんて 待っても来ない だから今夜 奪いに行くよ 君の街に行くよ 君の街に行くよ 君の窓から転がり込むよ 君を抱きしめに行くよ 君の街に行くよ 君の街に行くよ ぼくの手紙が着くより先に 君を抱きしめに行くよ