流れる 眉毛の先に ポツリとある黒子がひとつ気になった 額の生え際も何故かはかなく見えて どこか不幸のの匂いがした 君のそのなまめかしさは 不幸の裏返し それでも僕は君に惹かれた 細すぎる 五本の指先の ローズ色のマニキュアがちぐはぐだった 君のそのなまめかしさは 不幸の裏返し それに君はまだ気づいていない 時折り見せる 焦点のないまなざし まだ若い君には不自然だった 君のそのまめかしさは 不幸の裏返し それでも僕は君に惑わされたまま