今静かに  夜が二つに裂けた 閉じ込めた  ガラスの折り鶴が何羽 逃げた 葉の間からのぞく火に 心臓をつよく  つよく握り締めたような痛みは 君の香りを抱いて眠るこの手に降るよ 探しに行こうか 森の奥まで