少し角度が違うだけで 見える景色もあの日とは違う この川もあの空も 一人歩いて紡いできた 誰も知らないこの歌は 夕焼けの橙色に照らされながら 貴方を見つけた この両目が今光を失っても 私ならきっとその心に触れられる 今はまだ待って... 涙が止まらないよ もう少しすれば 一人でまた歌うから ずっと信じて生きてきたよ 何も根拠はなかったけど 傷ついても負けないように 平気な顔をしていただけだよ もし願いが今ひとつだけ叶うなら 何も要らないからこの歌を届けてほしい 手を伸ばせばすぐ傍にあった温もり 「帰る場所は在る」とただ教えてくれた人 もし願いがただひとつだけ叶うなら 何も要らないからこの想いを届けてよ 時が来ただけ記憶を刻んだだけ 私ならきっとその心のそばに居る