紡いでいた一つの糸は途切れて 脈打つような時計の音は 闇に溶けて 何もかもが目の前をただ通り過ぎてゆく 窓辺に映る季節もいつか遠く感じて 彼方に向かうはずのなかった貴方へ その矢を握るはずのなかった貴方へ 届いて… Returns to you 守るべきものが溢れて Returns to you 残されたこの真実は 伝えきれずに繰り返すの? Returns to you あの日差し出した蕾は Returns to you 終わりのない今をもがく彼らの傍で そっと咲くだろう 人は誰もが陽の当たる場所 探し続けてる 痛みを分け合う術を知らずに 誰かを傷つけながら Returns to you 絶え間なく聞こえる声や Returns to you 降り注ぐ矛盾の雨を どうか悲しみに変えないで Returns to you 長い夜を祈りながら Returns to you 涙を流した日々は 明日を超える糧になるから 与えて与えられたものは きっと あの丘の上で そっと返るよ 貴方のもとへ Returns to you