走る電車の窓から 溶けるような夕焼けが 背中をそっと抱きしめた 今日が終わってゆく あれもこれも 何もかもを 棄てた瞬間に漂う 懐かしくて甘い香りはなんだろう? どこかに置き忘れた 翼をまた探して 次の駅で降りたら [03:17.34 [03:49.10 [04:01.01 [04:06.76 遠い遠いはるか遠い 道のりがパノラマになり 切ないほど甘い記憶がよみがえる 私はたたんでいた 翼をまた広げて 光る空が見えたら 出会えた人とすべて 愛しあえた証に 思い出にキスをして さあバニラの国へ あのバニラの国へ……