頬に落ちたまつげを取って ふいに抱き寄せられた夜 あの時のあなたの温度、何度も思い出そうとした 紺色の大きなコート 大好きなにおいとぬくもり あの頃のあなたの笑顔、何度も思い出そうとしたの いつからだろう ほんの小さなやさしさが消えてしまったのは stay どんなスピードで走っても stay その背中だけを追い掛けたかった 今ではもう遅いけど、遅いけれど 巻き忘れた時計が少し遅れて やがて止まるように 大切なものはいつでも 音もなく壊れていくのね ほんの小さな言葉もふたりには必要だったのに stay いつかあなたが立ち止まり stay 振り返る時に初めて気づくでしょう すべてが変わったことも、終わったことも stay どんなスピードで走っても stay その背中だけを追い掛けたかった 今ではもう遅いけど、遅いけれど