ゆらゆら 揺(ゆ)れてる きらきら 輝(かがや)いて 見(み)かけた 儚(はかな)い 夢(ゆめ)だって言(い)わせて 期待(きたい)を右腕(みぎうで)に 降(お)り立(た)つあの地(ち)へと 掴(つか)んだ 左手(ひだりて) 迎(むか)え撃(う)つ未来(みらい)へと 無(な)くしたものの 名前(なまえ)を忘(わす)れ 見上(みあ)げた空(そら)に 問(と)いかけた 「私(わたし)は何処(どこ)にあるのでしょうか?」 失(な)くした耳(みみ)じゃ聞(き)こえない ひらひら舞(ま)いおりた じわじわ消(き)え去(さ)った 指先(ゆびさき) 凍(こご)えて まっ白(しろ)に消(き)えてゆく 木立(こだち)の喧噪(けんそう)に 囁(ささや)く人(ひと)たちの 薄(うす)まる影(かげ)から 溶(と)けてゆく色(いろ)が 拾(ひろ)ったモノに 名前(なまえ)を付(つ)けて 私(わたし)の意味(いみ)を 探(さが)してる 叩(たた)いてみた 壊(こわ)れたテレビ 砂嵐(すなあらし)に ときめいて ふれる指(ゆび)に ジワリと響(ひび)く 広(ひろ)い部屋(へや) 歪(ひず)む音(おと) 無(な)くして気(き)がついた 忘(わす)れたものの名(な)を 拾(ひろ)って忘(わす)れた 無(な)くしたものの名(な)を 歪(ゆが)んだ世界(せかい)を 繰(く)り返(かえ)す私(わたし)の 囁(ささや)く木立(こだち)の雑音(ざつおん)が消(き)えるまで