史實という幻想では 照らせざる記憶のやみ 未だ時代も場所さえも 正確には特定出來ていない ある少女が綴ったとされている 破滅への風景 その失われし詩の斷片 アナタにも 忘れ物はありませんか 大好きな空 大好きな町 このまま同じように明日へ續いて ゆくと信じていた 乾いた口笛 空を渡る調べ その日風に乘るのは口笛だけじゃないと知った それは小さな惡意の種 始まりはたった一つの噓 貴方は誰? 私は誰? 良くも惡くも感情は育ってゆく花 渴いた大地には疑心暗鬼の雨が降り 私の國は一夜にして滅んだ 信じあう心 それは『忘レてはいけないモノ』 何故もっと早く氣付かなかったのだろう