第二十四巻 1023ページ 《 Chronicle 2nd 》 Vol.18 書の あははははははは あははははははは あははははははは あははははははは 滅びゆく世界の果てに 誰を裏切る 煌く寶石を投げ込む 其処は泥沼だ 其の滅びゆく世界の輪から 誰が抜け出す 今更助け合っても無駄さ 其処は底無しだ ボクらは世界を識ったいた ボクらは歴史を識ったいた ボクらは未來を識ったいた 本當は何も知らなかった ボクらは世界を知りたいんだ ボクらは歴史を知りたいんだ ボクらは未來を知りたいんだ 今からそれを見つけるんた 我らは書に拠って祝福を約束されし 彼らは書に拠って斷罪を約束されし 我らは書に拠って祝福を約束されし 彼らは書に拠って斷罪を約束されし 書に刻まれし終焉の魔獣(ベスティア 黒き秩序に従い 歴史を駈け墮りる審判の仕組(システィマ 最後の書頁(ページ)めがけて 美しく在ろうが 醜く在ろうも同じ 賢く在ろうが 愚しく在ろうも同じ その闇に屠られてしまえば 存在など虛構も同じ 數多の 歴史を呑み込んで その魔獣は止まらない ソラから舞い降りた白い翼は 消え去ることも恐れずに闇に向かって往く その頃ボクらは 黒の 「お帰り<可愛い我が娘達>よ と言ってあげたい所だが どうやら我々の同志に戻るつもりはないようだね 「殘念ながらもう手遅れだ 書の魔獣は誰にも止められないのだよ 終焉の洪水がこの舊世界を屠り 全の歴史を呑み込むまで 「養父(ノア アナタって人は 「その眼を見ていると 嫌でも思い出す <反逆者の父親>(ルキウス <逃亡者の母親>(イリア やはり血は爭えぬということか 「<黒の神子>(ルキア)よ 私は悲しい 君ならば書の真理が理解できると思っていたのだがねぇ まぁ良い 歴史を変えられると思い上がっているのなら いつでも掛かって御出でなさい あははははははは 「聴こえないのかい 我々を新世界へと導くあの音が <新世界へと導く音>(書の <新世界へと導く音>(雷神の <新世界へと導く音>(碧い眼の <新世界へと導く音>(海の <新世界へと導く音>(沈んだ <新世界へと導く音>(聖戦と死神第四部「黒色の死神」~英雄の <新世界へと導く音>(聖戦と死神第二部「聖戦と死神」~英雄の <新世界へと導く音>(薔薇の <新世界へと導く音>(約束の <新世界へと導く音>(辿りつく END