[00:00.00]《 Chronicle 2nd 》 [00:01.56] [00:03.26]Vol.11 [00:04.53] [00:05.80]書の囁き [00:07.13] [00:08.32] [00:11.21]私は<書の意思の総體>(クロニカ [00:13.17]アナタたちが<黒の予言書>(ブラッククロニクル [00:15.07]と呼んでいるモノの [00:16.75] [00:17.83]つまらない昔話でも宜しよければ [00:20.12]お話ししてさしあげましょう [00:21.77] [00:21.82]我らは書に拠って [00:22.10]祝福を約束されし [00:22.36]彼らは書に拠って [00:22.60]斷罪を約束されし [00:22.86] [00:23.22]昔々ある所に一人の男がいました [00:27.38]彼は破滅の運命に囚われていましたが [00:30.65]苦難の [00:31.68]その運命から逃れる道を見つけ出しました [00:34.69] [00:35.75]しかし [00:36.98]彼がその運命から逃れることは [00:39.39]別の運命によって定められていました [00:42.64]その別の運命から逃れられたとしても [00:45.02]更にまた別の運命に囚われてしまいます [00:48.17] [00:49.51]結局はその枠を何処まで広げようと [00:52.29]いづれは簡単に絡めとられてしまうのです [00:54.82] [00:55.58]書の真理をご理解頂けるかしら [00:57.84]黒の歴史は改竄を赦さないのです [01:00.99] [01:02.05]アナタは永遠を信じますか [01:03.98] [01:05.26]…そんなことはどうでの良いのです [01:07.61]さしたる問題ではありません [01:10.15]書の歴史は全てを識っているのですから [01:12.94] [01:14.41]幾度となく誕生と消滅を繰り返す [01:18.06]全ては予定調和の [01:19.89] [01:20.78]書の真理をご理解頂けたかしら [01:23.41]黒の歴史は改竄を決して赦さないのです [01:26.54] [01:27.73]結局彼は運命の手から逃がれられませんでした [01:31.40]…されど憐れむ必要はないのです [01:33.96]ワタシもアナタも誰ひとり逃がれられないのですから [01:37.54] [01:38.29]めでたし [01:39.01]めでたし [01:39.63] [01:39.83]END