[00:00.00] [00:01.32] [00:03.45]クロニクル [00:04.77] [00:04.98]それは [00:06.13]歴史を辿る少女と世界の [00:08.76] [00:11.09]詠いたい詩があるんだ [00:12.37] [00:14.06]辿りたい途があるんだ [00:15.27] [00:16.92]守りたい丘があるんだ [00:18.56] [00:19.74]誇りたい薔薇があるんだ [00:21.58] [00:23.37]収めたい戦いがあるんだ [00:24.90] [00:26.58]聴かせたい歌があるんだ [00:27.97] [00:29.62]語りたい航海があるんだ [00:30.98] [00:32.82]掲げたい右腕があるんだ [00:34.42] [00:35.74]どんな時でもボクらは諦めない [00:38.58]歴史の [00:40.08]遠くて近いソラ [00:41.03] [00:41.98]キミとの [00:43.37]受け継がれる想い [00:45.20]終わらないボクらの系譜(クロニクル [00:46.95] [00:47.41]「<黒の神子>(ルキア)よ [00:48.42]私は悲しい [00:50.10]君ならば書の真理が理解できると思っていたのだがねぇ [00:55.58]まぁ良い [00:56.64]歴史を変えられると思い上がっているのなら [01:00.07]いつでも掛かって御出でなさい [01:02.35]あははははははは [01:03.63] [01:03.77]<黒の予言書>(ブラッククロニクル [01:05.27] [01:07.39]《 Chronicle 2nd 》 [01:08.20] [01:09.20]Vol.01 [01:10.11] [01:11.11]黒の [01:11.39] [01:12.05] [01:12.71]物心付いた [01:16.43]母は既に居なかった [01:20.32]仄かな哀しみは [01:24.03]優しい [01:26.36] [01:26.59](──ボクらの道はどこまでも往けそう [01:27.68] [01:28.00]生まれてくる前に [01:31.52]父も既に居なかった [01:35.49]確かな憎しみは [01:38.98]激しい [01:41.05] [01:41.27](──何処で見つかる何を裏切る [01:42.64] [01:42.89]違う星を抱いて [01:46.43]生まれてきたボクらも現在(いま)は [01:50.24]同じソラに抱かれてる [01:53.97]それなのに [01:55.35]それなのに [01:57.32] [01:57.77]あの頃ボクらが夢見てた [02:02.22]未來へ駆ける白馬を [02:05.35]追い駈ける影が在ることも [02:09.66]識らなかったボクらを乗せて [02:13.67]疾って往くよ [02:15.99]予言された終焉へと [02:21.33] [02:21.88]<黒の予言書>(ブラッククロニクル [02:25.32] [02:27.51]<黒の予言書>(ブラッククロニクル [02:29.15]それは「存在してはならない [02:32.26]とある予言書崇拝(カルト)教団の施設より押収された [02:35.67]全二十四巻から成る [02:38.06]黒い表紙の [02:39.93] [02:41.07]そこに記されていたのは [02:42.81]有史以來の數多の [02:45.24]ある種の整合性を持つ [02:47.18]歴然とした [02:49.93]それを史実と認めるならば [02:52.04]我らの肯定してきた歴史とは何なのだろうか [02:55.34] [02:56.80]書の記述は未來にまで及び [02:59.21]一つの相違(しゅし)に [03:00.23]複數の學説(は)を芽吹かせ [03:02.29]蟲惑の論爭(はな)を咲かせる [03:04.30]その最大の論點は [03:06.00]近い未來(さき)この世界が [03:07.99]終焉を迎えるという [03:10.52] [03:16.89]何処までが味方で何処からが敵だ [03:19.50]そこを見誤ると歴史に屠られる [03:22.32]各々で勝手に境界を敷いてる [03:25.09]白地図に刻むは爭いの軌跡だ [03:27.92]嗚呼…狹い [03:28.72]ここは何て狹い世界だ [03:31.15] [03:32.63]──ジャスティス/Justice [03:33.95] [03:34.35]敵は全部殺すんだ [03:36.09]盟友(とも)よそれで一時安心だ [03:37.72] [03:37.98]けれど味方も敵になるんだ [03:39.84]ならば先手打って殺すんだ [03:41.40] [03:41.72]しかし敵は無くならないんだ [03:43.53]だから怯えながら暮らすんだ [03:45.34] [03:45.55]されどそれを繰り返すだけだ [03:47.26]それが幸せを摑む途だ [03:49.01] [03:49.24]間違ってる [03:50.12]そんな [03:51.05]間違ってるんだ [03:52.73] [03:52.98]この世界を [03:53.96]売ろうとしてる [03:54.89]奴らがいるんだ [03:56.43] [03:56.77]気付くべきだ [03:57.57]気付いたなら [03:58.54]戦うべきだ [04:00.16] [04:00.47]たった [04:01.35]時風(かぜ)に向かう [04:02.35]白鴉のように [04:03.92] [04:04.35]あの頃ボクらが夢見てた [04:08.67]未來へ託した地図を [04:11.59] [04:11.80]描き換える影が在ることも [04:16.25]識らなかったボクらを超えて [04:19.74]疾って往こう [04:22.54]予言にない<ハジマリ>へと [04:27.75] [04:28.36]<黒の予言書>(ブラッククロニクル [04:31.88] [04:35.64]物心ついた [04:37.08]母は既に居なかった [04:39.42]病死だとボクに告げたのは [04:41.21]孤児であるボクを引き取り養育した組織だった [04:44.82]組織には似たような奴らが何人も居た [04:47.91]やがて組織に疑問を抱いたボクらは組織から逃亡した [04:51.91] [04:52.38]END