そのパレードは何処(どこ)からやって来(き)たのだろうか 嗚呼(ああ)...そのパレードは何処(どこ)までも続(つづ)いてゆく (La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La...) 「おお、友(とも)よ!罪(つみ)のなき囚人達(しゅうじんたち)よ 我(われ)らはこの世界(せかい)という鎖(くさり)から解(と)き放(はな)たれた 来(く)る者(もの)は拒(こば)まないが、去(さ)る者(もの)は決(けっ)して赦(ゆる)さない 黄昏(たそがれ)の葬礼(そうれつ)。楽園(らくえん)パレードへようこそ パレードは何処(どこ)までも続(つづ)いてゆく → 世界(せかい)の果(は)てを目指(めざ)して 先頭(せんとう)で仮面(かめん)の男(おとこ)が笛(ふえ)を吹(ふ)く → 沈(しず)む夕陽(ゆうひ)に背(せ)を向(む)けて ララ パレードは何処(どこ)までも続(つづ)いてゆく → 世界(せかい)の果(は)てを目指(めざ)して 男(おとこ)の肩(かた)に座(すわ)った少女(しょうじょ)が歌(うた)う → その笛(ふえ)の音(ね)に合(あ)わせて 心(こころ)に深(ふか)い傷(きず)を負(お)った者(もの)にとって 抗(あらが)えない魔性(ましょう)の音(ね 「やあ友(とも)よ、幸薄(さちうす)き隣人達(りんじんたち)よ 我(われ)らはこの世界(せかい)という鎖(くさり)から解(と)き放(はな)たれた 来(く)る者(もの)は拒(こば)まないがまないが、去(さ)る者(もの)は決(けっ)して赦(ゆる)さない 仮初め(かりそめ)の終焉(しゅうえん)、楽園(らくえん)パレードへようこそ パレードは何処(どこ)までも続(つづ)いてゆく → 世界(せかい)の果(は)てを目指(めざ)して 燃(も)えるような紅(あか)い髪(かみ)の女(おんな)が踊(おど)る → 沈(しず)む夕陽(ゆうひ)に背(せ)にうけて ララ パレードは何処(どこ)までも続(つづ)いてゆく → 世界(せかい)の果(は)てを目指(めざ)して 《気味が悪い》(グロい)首吊(くびつ)り道化師(ピエロ)の刺青(タトゥー)が笑(わら)う → あの笛(ふえ)の音(ね)に合(あ)わせて 心(こころ)に深(ふか)い闇(やみ)を飼(か)った者(もの)にとって 逆(さか)らえない魔性(ましょう)の音(ね 笛(ふえ)の音(ね)に誘(いざな)われ 一人(ひとり)また一人(ひとり)列(れつ)に並(なら)んてゆく やがてそのパレードは 夕陽(ゆうひ)を遮(さえぎ)って地平線(ちへいせん)を埋(う)め尽(つ)くす 喩(たと)えば箱舟(はこぶね)を信(しん)じた少女(しょうじょ 喩(たと)えば歪(ひず)んだ真珠(しんじゅ)の乙女(おとめ 喩(たと)えば収穫(しゅうかく)を誤(あやま)った娘(むすめ 喩(たと)えば妹(いもうと)を犠牲(ぎせい)にされた姉(あね 喩(たと)えば星屑(ほしくず)に踊(おど)らされた女(おんな 誰(だれ)も仮面(かめん)の男(おとこ)ABYSSからは逃(に)げられない 「ごきげんよう、可哀想(かわいそう)なお嬢(じょう)さん。楽園(らくえん)パレードへようこそ 笛(ふえ)の音(ね)を操(あやつ)って 一人(ひとり)また一人(ひとり)列(れつ)に加(くわ)えてゆく やがてそのパレードは 夕陽(ゆうひ)を裏切(うらぎ)って地平線(ちへいせん)を灼(や)き尽(つ)くす (La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La La...) 嗚呼(ああ)...そのパレードは何処(どこ)までも続(つづ)いてゆく そのパレードは何処(どこ)へ向(む)かってゆくのだろうか