今晩和── 親愛なる地平線の旅人よ… 生と死の荒野が流離う内に…この地平に辿り着いしまったようだね… 残念ながら此処は行き止り…不毛の世界だ… 少女が白いキャンバスに描いた幻想… 屋根裏で紡がれし《物語》… 折り合わさった死んだ十三人の少年達… 嗚呼…其の檻の中彼女の笑い声は支配する… 生まれて来る《物語》…死で行く《物語》… 君が聞きている現在(いま)…もう一つの《伝言》… 廻る『風車』…煌く『宝石』… 巡る『焔』…『双児の人形』… 灯される『第五の詩篇』… 「Roman...」 君が望む地平に繋がるまで…何度でも巡り尚せばいい… 約束されし無慈悲な夜が明ければ…また新しい朝が訪れるだろうか?