[01:00.25]見上げれば丸い夜空 揺らめく蒼い月夜 [01:09.58]神の名を呪いながら 奈落の底で唄う…… [01:18.90] [01:28.68]育いた闇で彼が [01:32.74]光だと思っていたのは 誤りで [01:38.25]その温もりの名は 愛だと 後に知った [01:45.94] [01:47.45]初めての友達は [01:51.24]碧い瞳の可愛い女の子 お別れさ [01:56.95]その切なさの名が 恋だと 遂に知らず [02:04.77] [02:08.02]花に水を遣るように [02:12.12]儘 罪には罰が要る 嗚呼 [02:17.61]やがて《迎宵》 疾しる《第七の物語》 [02:22.30]摂理に背を向けて―― [02:27.29] [02:28.98]見下ろせば昏い大地 揺らめく紅い焔尾 [02:38.13]母の瞳に抱かれながら [02:42.70]奈落の底へ堕ちる…… [02:47.32] [03:06.41]<何故 コノ村ニハ 今 誰モイナイノ?) [03:10.69](――其れは 昔 皆 死んじゃったからさ> [03:15.44]<ジャ…何故 昔 村人 皆 死ンジャッタノ?) [03:20.06](――其れは 黒き 死の 病 のせいさ> [03:24.73]<ジャ…何故 ソノ森ノ 村ニ 母子ハイタノ?) [03:29.46](――其れは 或意の【イド】が 呼んだからさ> [03:33.99]<ジャ…何故 【イド】ハ 何ノ為ニ 人ヲ呼ブノ?) [03:38.58](――其れこそが 奴の本能だからさ> [03:42.47]嗚呼 必死に墓穴 掘っても墓穴 キリがない墓穴 [03:48.81]「悲惨な時代さ」 [03:52.30]嗚呼 土塊 土塊 土塊 多層菓 [03:58.04]「無惨な事態さ」 [04:02.15]生命の目的→《生キル事》→《増エル事》 [04:06.84]殺せ と 侵せ と 【イド】は唄う [04:14.43] [04:42.01]夜露に濡れた 苔藻を踏み鳴らす 少年の [04:51.53]その足取りは 哀しい程に軽く 少年を [05:00.77]呼ぶ止めた声は 下卑た響きで [05:05.32]されど彼はまだ知らない [05:09.22]嗚呼 世界の作為など 世間の悪意など [05:14.64]何ひとつ触れぬまま育ったから [05:19.36]友達を抱いたまま → 招かざる客を連れ [05:23.92]→ 優しい母の元へと → そして… [05:27.92]見渡せば―― [05:30.86] [06:20.08]鳥に羽が有るように [06:23.73]儘 夜には唄が在る 嗚呼 [06:33.92]摂理に背を向けて―― [06:39.18] [06:40.52]「キミが今笑っている、眩いその時代に。 [06:49.62]誰も恨まず、死せることを憾まず、 [06:54.34]必ず其処で逢おう」 [06:59.14]~『光と闇の童話』 [07:04.49] [07:15.49]