泡沫、そのまほろば 触れたくて… そっと指で 撫でたくても 残る灯火が 僕を邪魔する 君の静寂(しじま) 恋せども 焔(ほむら)は消えない ああ…それなら 君の傍らで この身、沈めよう 心だけを殺して 泡沫、君のようだ 触れて壊さぬように 刹那、哀のまほろば 見守るよ 行き場の無い「優しさ」だけ 僕の心を漂うばかり それが無駄だとしても これしか出来ない 失って気付いてしまう、と 僕は分かってた 臆病なだけだった 泡沫、君のようだ 遅すぎたエゴイズム 伝えることも出来ず 消えてった… 君を困らせたいほど 真実の愛なのに 終焉のさだめから 逃げていた 泡沫、夢のような 仮初めの恋でした 決して思い出になど させはしない いつまでも