あなたに逢うまでは わたしは何も知らなかった あなたに逢うまでは わたしは声をだせずにいた その町の名前は そのままあなたの顔になる その町の名を呼ぶとき あなたの顔が浮かぶ 海からふく風 ひまわりの花がふわりとゆれる 明かりをともしましょう あなたが戻ってこれるように 窓をひとつ増やしましょう 遠くのあなたに見えるように その町の名前は そのままわたしのことにもなる その町の名を呼ぶとき 少しせつなくなる また逢いにいくから いろんな場所から あなたのことを思うよ 飛んで行く鳥たち 誰がこの空を区切れるというのだろう