窓の雨は無関心な表情で 降り続く 背伸びすれば遠くに海が見えるわ 古いカフェ 頬づえついたままで テーブルのルシアンティー もうジャムが溶けないほど待ってた あの日の夜 破ったあの約束を償うと あの人から私を呼び出したのに 一時間 言い訳をさせる前に もう許してあげようと 少しだけ明るめの服着て来た 春でも夏でもない季節の中 一人きり 一人きり 春でも夏でもない季節の中 忘れもの 忘れもの 愛が困ったみたいにどっちつかずのままだから 時をじらすのはやめて お願い 時計の針 心の上 滑るよに 空廻り ふいに名前 呼ばれたから 振り向けば 人違い あの人を信じている私の この切なさが