連(つ)れてってほしい この世界が全部嘘だと知ったから 泣かないでほしい あたしの気持ちが嘘だとしても 受話器(じゅわき)越し 震える声 寂しい夜は あたしの事だけ考えていたんでしょう 両手に余るくらいの汚(きたな)さ あたしは知ってしまった 何が口にだせば言い訳ばかりの こんなあたしの 小さな 本当小さな気持ちを抱きしめて あたしは もうあなた無しでは 生きてはいけないのに 笑ってよ 許してよ こんなにも 足(た)りない気持ちを 見つめてよ 離さないでよ あたしの すべてを 受話器(じゅわき)越し 震える声 知らないでいてね あたし以外の世界の有り余る幸せを 臆病者(おくびょうもの)だから あたしも あなたも迷ったふりをしている 本当は切なすぎて 泣きたかった こんなに 小さなあたしは どうして うまく笑えないのでしょう 抱きしめて あたしを もうあなた無しでは 生きてはいけないように 誰もいない帰り道 言葉にもならない気持ちを 汚(きたな)してよ 笑わないでよ あたしのすべてを 受話器(じゅわき)越し 震える声 こんなにも足りない言葉を あなただけ あなただけに