銀色の布地を 世界が身にまとう朝 額にさらさら こぼれる目映い光 摂氏零度を細胞の中に 焼きつけよう 見覚えのない 広い広い空 約束されている宝石など 何ひとつなくていい ああ 歌声 せつなに消えても ただ雪は果てなく 雪は果てなく 私に降りつもる 凍える素肌 凛とする気持ち ただ雪は果てなく 雪は果てなく わたしを受け入れる 吸い込む外気は 迷いを洗い流した 薄い氷を慈しむように 見つめている 予想できないかたち創る 不思議を ああ 善逝は 寂しく消えても ただ繋がりながら 繋がりながら 大地に降りつもる 見渡す限り 真冬とわたしは ただ繋がりながら 繋がりながら 大地を抱きしめる ああ 歌声... 大地に降りつもる ああ 歌声 せつなに消えても ただ雪は果てなく 雪は果てなく... 終わり