風に揺れてる朽ちかけた伝言板 裏切られるよりはさまようほうがいい 便りがない曰々に淋しさだけつのってゆく 影を引きずるぐらいなら名もない鳥でいい 陽炎の様にゆらいでる約束の場所 はるか遠くの街 誰かが全部幻だと教えてくれたら私は 何処へ行くだろう ♪ 主を探しているはぐれた雲に話しかける 何にすがった時に一つの旅は終わるんだろう 月は今曰の夜もしんしんと照らしている 想うのはただ愛しい人の胸で眠りたい たとえ幻であってもせめて一夜の ぬくもりに酔いしれたい 心の奥で消えかけたわずかな明かりを もう一度両手でつつんで …… 陽炎の様にゆらいでる約束の場所 はるか遠くの街 誰かが全部幻だと教えてくれたら 私は何処へ行くだろう