青春 唄:槇原敬之 エアコンの効かない部屋で 君を抱きしめた 背中に伝う汗で 僕は何度もさめた ビューラーをかけてる君を 鏡越しに見てた 僕も一緒になって 半分口を開けてた 「バカみたい」 そう思えるだけ まだマシなのかな 大切なものはすぐ捨てて どうでもいいものを守る人たちより 青春はぬぎちらかした服の山の下 青春はビーズののれんの向こう側 青春は暗号のような言葉の中 夢と自分の間に流れる川 受験も選挙も結婚も 形にした後 誓いを捨ててしまう人もたくさんいるから せめて この僕と君が あの日 誓い合った 気持ち 間違いだとしても 終わるまで愛と信じよう 「バカみたい」 言われなくても 自分でわかってるよ 飽きるほど 鏡を見てるのは はねた髪の毛と はねた気持ち何とかしたいから 青春は針飛びをしたレコードみたいに 何回も同じキスを繰り返して その中で世界で一番すてきなやつを 見つけられると信じている僕ら 僕らの小さな小さな心の部屋 たいしてきれいにしてる訳じゃないけど 嘘という泥の付いた靴をはいてるなら 落としてからじゃないと入れないよ 簡単だよ 裸足になればいい