物憂げな六月のような 匂いが消えたの ありきたりな花の名前は僕から消えたの 穴の空いたこの胸まで焦がしてしまうの 煩わしさはもうないけど 痛みが恋しい 見渡す限り吸い込まれて 瑞々しい季節は通り過ぎた 偽られた光を押し戻して もう一度咲く時を待ち望んだ 忘れようと望むこと 憎んでしまうから 忘れずに刻むように傷跡残して 一人きりあの場所で 立ち尽くしていた 白い指 白い花 いつまでも白くて 紛らわすことさえ僕はしたくはないから この悲しみすべて抱えていたいのいつでも この痛みが消えたら きっとどんなに楽なのかもしれないけど 僕には出来ないから 見渡す限り吸い込まれて 瑞々しい季節は通り過ぎた 偽られた光を押し戻して もう一度咲く時を待ち望んだ 忘れようと望むこと 憎んでしまうから 忘れずに刻むように傷跡残して 一人きりあの場所で 立ち尽くしていた 白い指 白い花 いつまでも白くて 忘れること出来ずに