幾千の嘘で見えない 私の腐りかけの心よ 滴るほどに膿んでゆく 張り巡らされた運命を知れ この呪われた名前こそ 断罪の証であるのだと 剥き出しの獣の爪に 抉り取られた波蝕の大地よ 終わらない苦痛の火を 流れ出す銀の水を 死を運ぶ風に吹かれ 帰れない土は凍る 散らされた 花びらの尊さも知らずに 踏み躙られて行く少女達よ その手が裏切りに染まらぬように 切り落とした心が疼くなら 支配者は偽りだけ 聖母が夢を語る 操りの戦人 背負う少女の決意 君が 歩いて行く世界など 永久に憎悪が支配して 何処へも 行けぬ苛立ちに 食い潰されるまで 生きてゆくの 閉ざされた 世界への眩しさも知らずに 自ら生を絶つ少女達よ その身を切り裂く刃を掲げて 突き刺した未来が応えるなら 繰り返す 過ちの愚かさも知らずに 争い続けて踊り狂えと 導いて告げる雨 私が崩れる前に 爪弾く終焉の音 降り止まぬ涙となれ