天鵞絨の空 抜け出した鳥は 傷ついた羽を そっとたたんで 凍りついた 硝子の月は 散らばる夢の 亡骸を照らすよ 二度と 帰れないままで ここから 何処へ行こう 緩い風の中 歩く 勇気がほしい… 毀れた銀河 描く螺旋は 星の在処を いつか示せるの 砂のように 流れる時は 音もたてずに この胸を満たすよ 二度と 帰れないままで ここから 何処へ行こう 遠い明日へ手を 伸ばす 強さがほしい… 鍵をかけた 胸の奥 差し込んだ光の音 何度 目覚めても同じ 憧れを 描くよ 二度と帰れないままで ここから 何処へ行こう 緩い風の中 歩く 未来が始まる…