幾億(いくおく)の時(とき)を重(かさ)ねて 無限(むげん)に募(つの)る想(おも)い寄(よ)せて 絶(た)え間(ま)なく変(かわ)り続(つづ)ける景色(けしき)で眠(ねむ)る君(きみ)に会(あ)えるまで ハルカ… 遥(はる)か遠(とお)い過去(かこ)の記憶(きおく)を呼(よ)び覚(さ)ます 荒(あ)れ狂(くる)う海原(うなばら)で生命(いのち)が産(う)まれる 太古(たいこ)の日差(ひざ)しをあびてふたりはめぐり逢(あ)った まだ知(し)らぬ未来(みらい)を疑(うたが)いもせずに 巨大(きょだい)な山脈(さんみゃく)は唸(うな)りをあげて 真白(まっしろ)な息(いき)を吐(は)き太陽(たいよう)をさえぎった そして何(なに)もかもを奪(うば)い取(と)って ヒビ割(わ)れた大地(だいち)で君(きみ)と 終(おわ)る世界(せかい)を眺(なが)めていた いつの日(ひ)か時空(じくう)を超(こ)えて出会(であ)える様(よう)に祈(いの)りを残(のこ)して 導(みちび)かれるままに進化(しんか)を繰(く)り返(かえ)し 儚(はかな)い文明(ぶんめい)を幾(いく)つも築(きず)いた 灰色(はいいろ)にひしめくコンクリートの上(うえ)で 君(きみ)の姿(すがた)だけを何度(なんど)も探(さが)した 顔(かお)を出(だ)した太陽(たいよう)は毒(どく)を降(ふ)り注(そそ)ぎ 過(あやま)ちを受(う)け入(い)れた大陸(たいりく)は息(いき)絶(た)えていく そして何(なに)もかもを奪(うば)い取(と)って 幾億(いくおく)の時(とき)を重(かさ)ねて 無限(むげん)に募(つの)る想(おも)い寄(よ)せて 果(は)てしなく続(つづ)く螺旋(らせん)でおびえる君(きみ)にたどり着(つ)けるまで 最後(さいご)にふたりで誓(ちか)った再会(さいかい)の彼方(かなた)へ向(む)かって