もっと注いでそれで浸して 器の中溺れさせて もっと零してそれで満たして 乾いた僕をうるして 真昼に登った月 砂漠の真ん中にOASISは現れた 人は皆愚弄した それでも僕は望んだ最後は果だとしても 人は幻と読んだ それでも僕は星だ 条件の全てを呑んだ 光り帯びて浮かび上がってゆく蜃気楼 もっとつづんでこれを隠して樹海の奥で迷子にして もっと与えてこれを癒して萎えた僕を慰めて 真夜中にかけた太陽 陽炎の真ん中でOASISは干からびた 幻聴は歪んでゆく それもで僕は委ねた本の少しのつもりだった 幻覚は褪せてゆく それでも僕は縋った もう戻れないと知った 崩れ落ちて朽ち果ててゆく蜃気楼 幻聴は歪んでゆく それもで僕は委ねた本の少しのつもりだった 幻覚は褪せてゆく それでも僕は縋った もう戻れないと知った 崩れ落ちて朽ち果ててゆく蜃気楼