あの空を行く鳥は 風の波に身をゆだね 夜の闇を残した 月の沈むその先へと あぁ行ってみようか? 君とならどこまででも あぁその瞳はボクの心うつした 海の果てに消えては 戾り来る流れにただ 耳をすまえばいいよ 同じ刻(とき)を感じながら あぁ咲く花を 摘んで君の髪にさした あぁ一掴みの 幻が続くなら 作うれた歌声の旋律は悲しくて 無数の别れ重ねて消え行く 触れたその手のひらはあたたく切ない せめて今だ君の赴くままに 失くした何かを探すようにボクは行くよ 君がいなきても独り歩く歌と共に 遺されたこの歌は悠久の風に乗り 響き渡れよ世界の果てまで 終わりのない記憶の中にだけ君はいる それでもボクは君の赴くままに 面影はいつでも心に 永遠の安らぎを歌に 風に乗せた調べと遺されしぬくもりと いつまででもここにある ボクが終わるときまでずっと