遠い記憶の中にお前を見る 見知らぬ二つの街が通り過ぎる 僕らの周りで海が血に変わる それしか僕には許せなかった 愛することと信ずることは違う 今ではお前を信ずることはできる 夜明けはとっくに終わったのに 何をお前はそんなに急ぐのか 裏切りの炎は果てしなく燃え続ける 償いの影は僕を追い続ける これがお前の復讐だと言いながら 自分自身が限りなく傷つく お前が後を追うことはないと思いつつ 後を振り向き、振り向き1人旅に出る 僕たちの海は水たまりにかわり 青ざめた血だけが止まることも知らずに 遠い記憶の中にお前を見る 見知らぬ二つの街が通り過ぎる